
先日入手したドッグファイトチャンバーですが、
装着にあたりカーボン落としと塗装を行いたいと思います。

ネットを検索して貴重な広告を発見、
これによると もひさんのは89年用 チャンバー2型 12000回転 75馬力
ぼくの入手したのは88年用 チャンバー5型 11500回転 72.8馬力
だそう(たぶん)
チッ、
高回転型が欲しかったのに…。
でもMC18用チャンバーは本当に数がないので、
次がいつあるかわからないのであったら即購入しないとならなかったのです。
T2さんの…T2さんのMC18用の発売を待ち続けていたんや!
でも全然発売されないんや(しつこい)
…もう出ても買えないけど。

中古チャンバーで気にするのはココ、テールパイプの継ぎ目、
ココが曲がっていると焼き付きの恐れもあるし性能が出ない。
またDIYでは直しにくい。

両側OK、ドッグファイトのはしっかりしてそう。
ドッグファイトの良いところは予備パーツがボルト一本単位まで入手可能なこと。
さらに新品がラインナップにある。しかも通販の対応がとても良い。早い。
※現行版じゃない場合チャンバーボディやサイレンサーは生産終了で手に入りません。

このチャンバーは本来黒なんだけど、サビ取りがてら片方磨いてみた。
光ってくるけど錆が深い部分があり、クリアーにはできそうにない、
ので黒く塗ることにします。
の、前に、

チャンバーの中のカーボンをとります。
煤というか燃えカスみたいなものです。

エキパイを覗くと、

このように、段になってカーボンが溜まっています。
これはカチカチでマイナスドライバー等でガリガリやってなんとかとれます。

と、いう訳で古来より伝わるチャンバー焼きを実施します。
なんでもカーボンに含まれるオイルを焼く事で隙間が出来、
カーボンが落ちやすくなると言うことなのです(うろ覚え)
また、薬品でカーボンを落とす方法もあるのですが、
前回穴を開けてしまったので、安全策をとって焼く方法にします。
タイムリーにも薬品の方が…
白煙、黄色っぽい煙が…。
オイル燃えとるなー!

チャンバー二本でこんなに取れました!
チャンバーを焼いた後、チエーンを投入してシャカシャカやったり、ナットを入れてシャカシャカやります。
カスが湿っているのは灯油を入れた為。

入り口のカーボンもパリパリ取れてくれました。

____
/ \ ━━┓┃┃
/:::::::─三三─\ ┃ ━━━━━━━━
/::::::::: ( ○)三(○)\ ┃ ┃┃┃
| 、" ゙)(__人__)ル ゚。 ゚ ___________ .┛
\ ゝ'゚ ≦ 三 ゚ | | |
__/ 。≧ 三 = | | |
| | / , -ァ, ≧= .| | |
| | / / .イレ,、 > | | |
| | | ⌒ ーnnn ,≦`Vヾ ヾ ≧ |_|___________|
 ̄ \__、("二)。゚ /。・イハ 、\、l二二l二二 _|_|__|_
な、なななななんと!
心配していた穴が!!!
なぜ!
なぜなんだ!
けっこう丁寧に作業したのに…。
でもね、薄々感じていたの。
薬品を使ったカーボン落とし、チャンバー焼き、
今まで穴が空いたのはド○グファイトの黒ボディーだけなんですよ…。
他のメーカーは全然平気、
今回も穴が空いてしまった…。
もしかしたらボディが薄いのか、錆びやすい作りなのかもしれん。
でもねでもね、既に27年前の製品ですからね。
穴が開かないほうがおかしい気がする。
あと片側は全体的に黄色い錆が多くて、
その錆が多い側に穴が空いたの。
(´;ω;`)ウッ…

そんなこんなで溶接地獄の始まりですが、
案の定穴広がる。
いやだって家庭用の一番安い溶接機ですし。

数十分後、必殺の溶接盛りですが、
こんなに広範囲になってしまいました。
鳥の糞みたいな…
いや違うんです、怪しい所つついてたらペキペキ割れてしまったんですよ。
(´;ω;`)ウッ…

泣きながらグラインダーで余計な溶接部分は飛ばし平らにします。
すると盛々が怪しい部分に穴が空きます。
液体を流して穴を確認、
穴の位置に溶接盛りします。
んで、
グラインダー、
穴、
溶接盛り、
グラインダー、
穴、
繰り返します。
ちなみにこれを繰り返す事で、
弱い部分は無くなって行く気がする。
&
写真にはありませんが、
大きな穴には鉄のパッチを当てています。
※埋もれた。

それにしても今回は溶接がうまくいかない、
かなり苦戦したんですけど、ふと気づいた。
なんと、溶接するときに使っていたオマケ溶接面のスクリーンが、
度重なる溶接で表面がばりばりになって見えなくなっていたのだ。

このように、スパークを受け表面はつぶつぶ、ほとんど見えなかったのだ。
たまたまあったスクリーンを交換すると、溶接している部分が見え、
溶接棒を輪郭に這わせたり出来るようになったのだ。

ほれほれ、
ちゃんと見えるようになったから、上の方の写真の鳥の糞みたいな溶接とは違い、
縦長の金平糖みたいなのを線でつなぐ事が出来たのだ。
一番安い溶接機ではこれでもがんばった方、
そんな感じで、穴を潰し、穴から何も漏れはなくなった。
表面を慣らしたらまた穴が出てくるのかもしれないけど、
これを繰り返せばなんとかなると思います。
塗装等は後日、
なのでつづく
<おまけ>
これ今まで付けてた旧Jhaチャンバーのフロントバンク側フランジなんですけど、
こっち側だけ激しくカーボンがついてました。
これってエキパイが潰れかけてた方なんですけどそのせいかしら。
※年1で清掃しててリアバンクはきれい。
- 2016/10/23(日) 23:50:39|
- MC1821
-
-
| コメント:3
あ、タイトルは前に返して頂いたコメントに対しての答えです(笑)
薬品だと放置プレイで済むので楽チンでした。(^^)
(めっちゃタイムリーでしたね!)
家庭用の100V(?)でここまで出来るのですね!
絶版車や絶版パーツを扱うには、
このくらい執念を燃やさないとイカン! と教えて頂いた気がします。
ぜんぜん記事の内容と関係ないのですが、
『家庭用』 の 『溶接機』
…という相反するコトバのハーモニーがとってもステキだと思います!b(^o^)d
- 2016/10/24(月) 18:03:33 |
- URL |
- 分解一直線★ #-
- [ 編集 ]
88が新車だった頃 エンジン砕けたときぐちゃぐちゃになったのは前バンクだったヨゥ
ガルアームも 前バンク砕けたナー
Mmaxリミ解付きは 前バンクのコイル良くしんでたなー
何でかなー なんでかなー
ヒントは クレバーピーポーの なかに書いてあるそうです(他人事)
- 2016/10/24(月) 21:27:44 |
- URL |
- しゃ****~ #B1SxDUpc
- [ 編集 ]
>>分解一直線★さん
サンエスKがガレージあったりパイプフイニッシュも余ってた気もするので、
すげー悩んだんですけど、ビビって日にくべたらご覧のありさまだよー。
確かに家庭用の溶接機ってなんか変ですね。
ちなみに買うなら申し越し高い半自動って奴が良いみたいです。
そしてチャンバーの穴埋めだけならロウ付けってやつの方が全然良アーアーキコエナーイ
オサレ奥さんの件了解ですたしかデーリーボーイがどうのこうの…。
>>しゃっちょー
アルファバーンク京葉ぎんこうー!
ぬおー!おちついたら遊びにいきますよー!
そういえばなんかフロントバンクが過酷なのを何処かの文献で読んだ気がする。
えーとなんだったっけなー。
パーティーピーポー読んできます。
- 2016/10/27(木) 22:51:03 |
- URL |
- tarawo #-
- [ 編集 ]